●活動報告
開催日 : 2001年8月8日
内容 : 原爆ドーム・広島平和記念資料館見学・平和公園見学・お好み焼き
参加者 : 小学1年〜中学1年、子ども 39人 大人 4人
主催 : 生協みき診療所・東讃ブロック

 『風化しつつある戦争体験を未来に伝えていこう』と企画した今回のセミナー。戦争を知らない子どもたちに、戦争の悲惨さや、平和の尊さを少しでも理解してもらうというものでした。
 日帰りのハードなシュケジュールでしたが、本場広島のお好み焼きもたべれて子どもたちは大満足でした。
 現地では、被曝体験者の方のお話を聞くことができました。平和公園にある様々なモニュメント、碑の意味についてひとつひとつ分かりやすく解説していただきました。体の不自由さにもかかわらず、炎天下一緒に歩いてくださった、この被曝体験者の方の姿からも、原爆の悲惨さをこどもたちに伝えたいという強い思いを、参加した子どもたちはきっと感じてくれたことでしょう。

子どもたちの感想の一部を掲載します。



私が、広島体験ツアーで一番心に残ったものは、平和公園にあった、祈りの像(原爆の子の像こと)です。禎子さんがひばくして10年後に病気になったことや、禎子さんの仲間が祈りの像を造ったことなどをボランティアの方が説明してくださいました。祈りの像の周りには、台があって、たくさんの千羽鶴がそなえられていました。私達も、千羽鶴を供えました。私は、その時「こんなにたくさんの人が、ここにおとづれているんだなぁとびっくりしました。外国から来た人もたくさんいたので、たくさんの人に戦争のことを知ってもらったと思います。ひ惨な焼けあとの写真をみたら、もうだれも戦争なんかおこすきにならないと思います。体験ツアーに参加して、戦争のこわさがよくわかりました。




平和記念公園の中にはたくさんの碑がありましたが、私は特に韓国人の碑を見たとき、戦争のためにむりやり日本につれてこられて自分の国に帰ることもできずに原爆のために死んでしまった韓国人がとてもかわいそうに思いました。




一番心にのこったことは、やっぱり、広島の街を一瞬にしてかいめつさせた核兵器についてです。残念なことに世界にはまだたくさんの核が残っています。世界から戦争と核兵器がなくなるまで、世界にほこれる「非核三原則」と平和のちかいを自分達の子どもに伝えていきたいです。




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