2002年4月4日
高松市栗林公園内
11:30〜13:30

 今回で22回目をとなる、香川医療生協の春の恒例行事『車椅子お花見会』(後援:高松市)が4日、栗林公園(高松市)の桜並木の下で開かれました。毎年、マスコミの方も注目しているこの行事、今年は車椅子のお年寄り約50名、ボランティア約130名、職員50名が参加しました。
 今年は例年より桜の開花が早く、開催関係職員は桜が散ってしまうのではと心配の様子でしたが、当日は初夏と思えるの陽気の中、桜もなんとか間に合い、参加者は一様に桜の花を満喫し、春のうららかな一日を過ごしました。
 昼食前に催された、ボランティアの方々による民謡やオカリナ、ハーモニカ演奏では懐かしさもあったのか、手を打つ姿も見られたり、保育園児との交流にお年寄りも笑顔を浮かべていました。
 昼食は、ボランティアの方達の手作りの花見弁当が振舞われ、普段は食事のあまり進まない方も、「車椅子になってからは、桜の下でお弁当が夢だった」と介助されている人が驚くほどの食べっぷりでした。
 また、ボランティアとして参加していた香東支部の女性は「外出したいという思いで、リハビリに励んでいるお年寄りもいらっしゃいます。自分で行きたいけど、行けないのでありがたい。来年もまた来たい、と言われると本当に外に出るという事が大事なんだと思いました」とコメント。
 このお花見会は、日頃外出する機会の少ない車椅子のお年寄りに、外出する機会をと、栗林公園の四季などを見て回っていたのがボランティアの協力で年々規模が大きくなりはじめたとのことです。他にも栗林公園内の菖蒲や紅葉を見て回ったり、最近では、ショッピングに出かけることもあります。


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