10月8日(土)、職員6人と看護学生2人、建交労労組員9人(合計17人)で、高松市屋島西町の日本エタニットパイプの元労働者を訪問しました。9月3日に続いて2回目になります。37軒を訪問し、11件で対話しました。本人22人と家族17人(合計39人)の健康状態などを聞き取り調査しました。本人22人のうち9人はすでに死亡しておられました。9人の内訳は中皮腫が5人、肺がんが3人、胃がんが1人でした。家族(配偶者)の方は2人死亡していましたが、2人とも肺がんでした(1人は胃がんも併発)。
死亡した人9人のうち8人までが、アスベストの関連を疑わせる疾病であったことは驚きでした。労災申請して2ヵ月後に死亡した人、医師が労災の治療をしてくれないので通院するのを止めたという人、みき診でのじん肺検診でけい肺と言われて初めて自分の病気を知ったと言う人などさまざまでした。初参加の看護学生のMさんは、「遺族の方から『もう少し早くアスベストに問題があるんだ』という活動をしてくれていたら、と言われたのがショックでした」と話していました。
まだ、全対象者を回りきれていないので、第3弾を11月に予定しています。
香川民医連 野口卓 |