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 日本生協連・医療部会発行の、「虹のネットワーク」 2006 年 10 月号のコラム「社会派 しんさつ室」に掲載された文章を転載します。

300万人組合員実現をめざして
(第10回 10月24日)

 10 月1日から生協強化月間が始まります。全国300万人組合員をめざす活動が各地で行われています。comcom9月号で藤谷事務局長が紹介した、「ハチドリの一しずく」の挿話は大きな反響を呼んでいます。

 森に起こった大火事。体長7センチの小さなハチドリがくちばしに含んだ水を、一滴ずつ落し消火しようとします。ハチドリは言います。「私は、私にできることをしているだけ」。この話は、地球温暖化問題に取り組む市民グループ「ハチドリ計画」の「私にできること――地球の冷やしかた」という小冊子に紹介されているものです。

 小さな班で1人組合員を増やす事も、規模の大きな医療生協が一気に100人増やすのも同じように大事です。一人一人が、「自分にできること」をその地域で行うこと、健康づくりを一緒に行う人を増やしていく事が求められています。

 先号で触れた税制の変更に伴い、「現役なみ」の所得基準が従来に比べ約 100 万円引下げられ、1割負担だった方が8月から2割負担に、医療制度改革により 10 月から3割と一気に負担が増え、その影響を受ける方が 90 万人います。

 安い薬(ジェネリック製品)に変更してほしい、検査を控えてほしい、という声が普通に聞かれるようになりました。 10 月からは病院には来ません、という人もいます。

 しかし新たに負担増になる方には、自己負担限度額の経過措置があり、払戻制度があります。制度の変更の内容を十分知る必要があります。困っている人にどう対応するのか、様々な減免制度をどう活用するのか、自治体に新たな制度を要望することも必要です。

 学習し、知らせること、一人でもできる事は沢山あります。いまこそ、医療生協の出番であると感じています。

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