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 合同計算センターの機関紙に「社長の健康シリーズ」を連載しています。 2006年10月号と11月号に掲載した記事です(少し編集しました)

健康シリーズ「運動」その1
(第31回 1月19日)

 WHO(世界保健機関)が提唱する「世界健康ウォークイベント」は、日本生協連医療部会と日本高齢者NGOが中心になり行われます。

 ところで、運動には色々な効用があります。健康増進、肥満予防、心臓や肺機能の向上、肥満の是正などです。こういった効果を得るためには、酸素を使って行う運動、有酸素運動(エアロビクス)である事が大事です。ウォーキング(歩行)、ジョギング、縄跳び、水泳といった、呼吸しながらする運動の事です。

 全身運動と言う点では水泳が最適でしょう。膝や腰の病気がある方なら、プールの中で歩くのもよいでしょう。しかし、どこでも誰でもできる運動としては、ウォーキングが理想的と言えます。

 また、最近では、運動量や運動強度が設定できるフィットネス・バイク(自転車こぎ)や、ベルトの上を歩くウォーキングマシンも市販されています。脈拍の表示や消費カロリーもわかるかなり高機能なものもあります。夜間に外を歩くのは危険と考える方や、雨の日でも運動できるという利点もあります。

 一方、筋肉を鍛える目的の筋肉トレーニングは、それ自体は意味があるものですが、カロリー消費という点では不十分です。また一時的に血圧をあげますので、高血圧や心臓病のある方は医師と相談してから行う事が必要です。

 しかし、どの程度運動したらよいのでしょうか?

 健康づくりのための運動の基準は、歩行中心の活動なら1日あたり 8,000〜10,000歩がよいとされます。

 生活習慣病発症予防に効果のある運動は、日常生活の中での歩行を除いて、普通歩行(1時間に4 km)で毎日1時間前後という事になります。

 とは言っても、毎日1時間歩くのは困難だという人もいます。そこで、さまざまな運動について、運動量の基準を決めています。

 人間は呼吸で酸素を体の中に取り入れて、エネルギーとしています。じっとしている時(安静時)の酸素の消費量を1メッツ、と呼びます。

 1日に3メッツ以上の運動を1時間以上行うのが望ましいとされています。3メッツの運動とは、ボーリング、バレーボール。4メッツは、早足歩き=1分 100m、卓球、大極挙。5メッツは、野球やソフトボール、とされています。

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