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香川医療生協は地域の看護力アップを応援します
(第47回 3月16日 )

 香川医療生活協同組合は 3 月 14 日〜 16 日の 3 日間、資格を持ちながら看護師として働いていない方を対象とした「カムバックナース 再就職支援セミナー」を、高松平和病院で開催しました。取り組みに注目したマスコミから問い合わせがあり、 NHK 高松放送局と山陽放送( RSK )が取材しました。 NHK は、夕方の「香川がいっぱい」と「 8 : 45 香川」で、セミナーの様子を放映しました。

 全国的に看護師が不足している中、 2006 年 4 月の診療報酬改定で、病棟に十分な看護師を配置するための「 7 : 1 看護」が新設されました。この基準を獲得すると大幅に病院の収入が増えるため、大病院を中心に大規模な「看護師集め」が始まりました。地方の病院から都会の病院へ、中小病院から大病院へ看護師が移動し、病床閉鎖や閉院に追い込まれる病院も現れるようになってきました。香川県も昨年秋の段階で、県内の看護学校の卒業生より病院の募集数の方が多いという現実があります。

 看護師の資格を持ちながら様々な理由で看護師の仕事をしていない「潜在看護師」は、厚労省の推計で、准看護師・助産師・保健師を含め 55 万人とも言われ、厚労省の検討会も潜在看護師の活用を提言しています。

 鳥取医療生協、南医療生協(愛知県)、尼崎医療生協(兵庫県)など、全国の医療生協でも同様の取り組みが行なわれています。 2 月 13 日付けの読売新聞は「大阪市内の病院では、実習などの支援プログラムが次々とスタート。病院側は・・・・・退職した看護師が秘める〈潜在能力〉にも期待している」と報じています。

 高松平和病院で行なわれたセミナーは、 3 日間とも 10 時〜 15 時の時間帯で行なわれ、注射・採血の練習、医療機器の使い方、感染・安全対策講座など「看護力アップ」を目指す内容となっています。

 セミナーを一度受けてすぐに看護職に復帰できる程簡単ではありませんが、こういった取り組みを通じ現場に対する不安感を取り除くことで、職場復帰への第一歩になるかもしれません。

 「香川医療生活協同組合は 地域の看護力 UP を 応援します」キャッチフレーズにして、引き続き取り組みを行なっていきたいと思います。


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