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町おこし事業を考える(その2)
(第61回 5月18日 )

 日本生活協同組合連合会・医療部会総会が、 5 月 14 − 15 日の 2 日にわたり東京都内で行われました。医療部会創立 50 周年の節目の年でもあり、 14 日の夜には 50 周年記念レセプションが開催されました。

 高橋運営委員長が冒頭あいさつを行いました。 14 日付「朝日」に報道された「原爆詩集 草稿見つかる」の記事に触れながら、「創立 50 周年の節目の年、平和憲法 60 周年の年である。国民投票法案が可決されたが、峠三吉の原爆詩集の一節「にんげんの にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ」にあるように、平和をまもる活動の強化が重要」「多数の国民が、9条を守り平和を守る事を望んでいる。憲法を暮らしにいかす」ことがこれまで以上に重要であると述べました。


50周年記念レセプションの様子です

 また、「医療生協50周年の歴史を学ぶ、過去をしのぶだけではなく、歴史から学ぶことが重要」「300万組合員は到達しなかったが、多くのハチドリ組合員を作り、400万人へのあしがかりができた。2008年度は医療保健制度が大きく変わる。メタボリックシンドロームについて、肥満を悪人のように扱う考えではなく、医療生協の健康観を広めていく事が重要である」「後期高齢者医療制度、年齢による差別医療は許さない」と述べました。

 「医師・看護師・助産師の不足、産科病棟の閉鎖、赤ちゃんが産めないなど、地域医療の崩壊が全国的に広がっている。医師・看護師ふやせは、国民の声になった。組合員と共に作る医師養成、医療生協人作りを地域にひろめよう。 50 周年記念として、国際フォーラムを開催する。協同組合運動の交流、ここへ向けて早期に 300 万達成を」と述べました。

 日生協の品川専務は来賓あいさつで「生協法は成立過程で、GHQなどから規制が強化された。今回、規制緩和の方向での改正が行われたが、政省令に委ねられた事項が大変多い。生協の要望が反映されるように、これからも運動が必要。来年度の各生協の総代会では、定款の大改定が必要になる。また、理事会運営、組合員主権のガバナンスが今のままでよいのかが問われている」と述べました。

 私は、閉会あいさつを行いました。

 「代議員のみなさん。御苦労さまでした。本総会は、憲法9条を変えるための国民投票法案の採決が強行される中で行われました。また、 300 万人組合員を早期に実現し、 400 万人の新たな峰に到達する第4次5ヵ年計画が採択されました。 2007 年という年は、医療や健診制度の激変、改正生協法対応など、 2008 年に向けての準備を行う重要な1年になると思います。組合員の豊かな活動の発展の面でも、経営面でも、全国の知恵と力を寄せ合わせて、来年度の総会で再びお会いしたいと思います」

 :高橋先生と品川専務の発言は、私のメモから文章化したもので、文責は私にあります。


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