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ハイフォン市でのセミナーの報告です(その5)
(第75回 7月6日 )

 ハイフォンで行われた医療生協セミナーの内容を紹介します。横山理事の発言内容の要旨です。

 自己紹介の後、医療生協の組織について紹介しました。


ハイフォン市の抜けるような青い空

 「3人以上の組合員さんで班がつくられます。そして班のメンバーで開く集まりを班会と呼んでいます。班会では自主的な保健予防活動として血圧測定、尿検査・塩分チェック、体脂肪・体重測定を実施します。

 更に、組合員の多様な要望や思いに応えて生活習慣を見直す健康づくり、食生活を見直す調理実習、病気に関する学習会、趣味の教室や発表会、果ては温泉めぐりや観劇のツアー等々、健康で幸せな暮らし方を確立するために、主体的に行動をします」

 班と支部の関係を説明した後、南ブロックの活動の紹介を行いました。

 「 2006 年 12 月、香川医療生協の 15 番目の事業所として、子育て支援と介護事業を併設した組合員活動センターが完成しました。始まりは子育て中の若いお母さんたちの要求でした。 2004 年 11 月、地域密着型の子育て支援センターとして商店通りに借家して活動を始めました。まず、「組合員が事業の運営に責任を持つ」との認識を全員で確認しました。その事が地域住民の要求に基づく活動を推進する力となりました。


ハイフォン市人民委員会から絵画が贈られました。
平和病院に飾る予定です

 組合員の積極的な行動力が、地域住民の要求を呼び起こし大きな力となっていきました。一年間で1支部から9支部に組合員が増え、一億円の増資ができました。運営の基礎づくりのために出資し/本気で運営に参加し/自覚的に利用する、生協の優れた特徴、民主的運営の基本である三位一体の活動が実践されたのです。

 新規の事業に関する学習会、建設地捜し、施設の規模、提供事業の選定、建設資金の確保、運営資金の試算と採算、綿密な計画書による理事会の承認を得て、建設活動が始まりました。専門家や職員を含めた建設委員会を立ち上げて、建設委員を中心に精力的な活動を進めていきました。

 地域の全組合員宅への訪問、組合に加入いただいていない家庭にも全戸訪問し、医療生協の紹介と建設のお知らせと地域住民の要望の聞き取り等を行いました。5週間の訪問行動に参加した組合員、理事、職員は総勢 215 名です」

(次号に続く)

 

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