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ハイフォン市でのセミナーの報告です(その6)
(第77回 7月13日 )

 ハイフォンで行われた医療生協セミナーの横山理事の発言の後半です。

 「地域の思いを「かたち」に変える地域に役立つ事業を共同の力で担う、組合員と地域住民の活動の拠点がこうして完成しました。組合員の強い思いを具体的にして、目標に掲げ、計画的に行動し、一つ一つ成果を出して達成していく。組合員と職員の連帯の心と共同の力が、実を結んだのです」


ハイフォンのフォー:ハイフォンでの朝食です。
フォーはハノイと違って太く、きしめんみたいでした

 「市の中心部から南へ10キロほどの郊外に位置するセンターからは、今、子どもたちの賑やかな歓声が響き、若いお母さんたちの楽しげな会話が広がり、人生の大先輩高齢者のやさしい笑顔が集まっています。

 沢山のボランティアが参加し、介助し、見守っています。頼りになるスタッフのおおらかな姿勢に全員が安心しています。暖かく、穏やかな時間が流れます。地域に暮らす人々には、多様な催し会場として開放されています。

 ボランティアによる教養、文化、スポーツ、趣味の講座やサークル活動等が次々と企画されています。

 丹精込めた折々の野菜が近所の方々から届きます。来所者は安全で新鮮なそれらの品々を買って帰ります。配達もされます。昼食の食材にも使われます」

 と、ハーモニーの活動がいきいきと報告されました。

 最後に、これからの展開について触れられました。


みき:大峰さんの報告です。昨秋の来高時の、
三木町の組合員さんとの記念写真

 「元気で自己実現要求を持つ1947年以降生まれの大勢のリタイヤが始まり、前期高齢者が増大します。地域の連帯感が薄れ、住民の孤立が進み、社会の保守化や安全への不安の広がる可能性があります。

 儲け優先の経済政策による暮らしや将来への不安が大きくなっています。公的サービスが縮小され、健康と生活が脅かされています。

 私達は、進みつつあるこのような情勢を正しく認識し、徹底的に地域に根ざした組合員主体の事業と運動の創造を目指さなければなりません。地域に役立つ事業とし、日本の保健医療、福祉事業の重要な一翼を担うことを展望して香川という小さな都市から元気な活動を進めてまいります」

 と発言を締めくくりました。

 

 

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