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2008年度香川医療生協の通常総代会が開催されました
(第158回 5月27日 )


開会前の会場風景です

 5月25日(日)午後、高松市内で香川医療生活協同組合第29期第38回通常総代会が開かれました。総代、オブザーバーなど約200名が参加し、改正生協法にもとづく新しい定款を決定、2008年度方針と新役員の選出を行いました。

 私は、理事会を代表して、開会挨拶を行いました(以下、大要)。

 本総代会は4月から施行される改正生協法にもとづく第1回目の総代会です。

 私たちがこれまで行って来た医療・福祉分野の事業は、これまでは消費生活協同組合法に規定される「組合員の生活に有用な」事業としておこなってきました。今回の改正で、協同組合の事業の一つとして「医療・福祉事業」が書き込まれました。50年余りの全国での医療生協の活動が社会的に認められた事を確認したいと思います。

 運営の面でも会社法に準じて、情報公開などこれまで以上に公正な運営を行っていかなければなりません。ギョーザ事件にみられるように、これまで、生協が取り扱っているので安心だ、という生協に対する安心感が大きく揺らぎました。私たちの行っている医療・介護分野の事業でも、信頼される活動を行っていかなければなりません。


理事長の開会あいさつです

 昨年の医療部会総会で、第4次5ヵ年計画「健康をつくる。平和をつくる。地域の思いを協同の力で「かたち」に変える」を決定しました。今年の部会総会では、1月に開催された「第7回 医療生協の患者の権利章典・医療生協の介護 実践交流会」で提起された、「医療生協のブランドをつくる5つのとりくみ」が確認されました。

 1つ目は、医療生協の特徴は「自治・参加・協同」です。事業所の運営にも組合員が参加する事業所利用委員会の活動に力を入れていく、介護の分野では孤立しがちな家族を励ます家族会の取り組みをおこなう、ということです。2つ目は、自分の健康は自分で管理するために、自分の健康に関する情報をクリアファイルで管理する健康ファイルです。3つ目は、これから問題になってくる認知症に対する取り組みです。厚労省の100万人の認知症サポーターづくりに呼応し、全国で1万人のサポーターを作ろう、という運動です。4つ目は、豊かな老後を自分で決めるための「マイケアプラン」づくりです。5つ目は、4月から始る特定健診制度をみすえて、医療生協らしい健康づくり健診の取り組みです。香川でも1年間かけて取り組んでいきたいと思います。

 この4月から「後期高齢者医療制度」が開始されます。保険料が大変、とりわけ低所得者に大きな負担が強いられる。また、「終末期支援相談料」という、人生の最後にどんな医療を受けたいかを無理やり決めさせる制度が導入されました。人生の最後を決めるのは自分自身です。医療生協らしいやり方で、この面でも運動を広めていく必要があります。

 この一年、組合員のみなさんと一緒になって運動を進めていきたいと思います。

(次号につづく)

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