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ホーチミン市での医療生協セミナー(その2) (第227回 3月10日 )

ホーチミン市TV局のインタビューに答える。隣は通訳のチャン・タン・ファットさん
ホーチミン市TV局のインタビューに答える。隣は通訳のチャン・タン・ファットさん

 3月2日にホーチミン市内で開催された、医療生協セミナーの内容を紹介します。セミナー開始前に、ホーチミン市TV局(HTV)のインタビューがありました。質問は、日本から来た目的は、医療生協とはどんな組織か、いつできたのか、規模は、活動内容はなどでしたが、異国の方に要領よく説明するのは難しく、本番前から冷や汗をかくハメになりました。

 セミナーはグエン・アイン・ズンVCA(ベトナム協同組合連合会)国際関係部副部長の司会で始まりました。始めに、ベトナム側を代表して、グエン・スエン・ヒエンVCA副会長の挨拶がありました。

開会挨拶をするグエン・スアン・ヒエンVCA副会長
開会挨拶をするグエン・スアン・ヒエンVCA副会長

 「住民の保健と医療活動を発展することは世界で多くの政府に特別に注目される問題です。保健医療の質と住民に医療サービスを効果的に受けられる医療制度は各国の発展レベルを評価する標準の一つとして使われています。

 医療協同組合は自分の健康を守るために住民自身が参加する組織で、お互いに協力します。同時に協同組合の医療施設を設立し主人公である組合員の健康を守ります。医療生協の目標は健康な社会を作り、地域にすんでいる住民によって作られた生き生きとした環境を目指します。

 本日のセミナーでは、新しいモデルである医療協同組合について研究し、ベトナムにおける可能性と需要、メリットと困難な点についてお互いに懇談しましょう」(三進交易による訳文より抜粋)

 日本側を代表して、私は以下のような挨拶を行いました。

医療生協の医療活動の報告を行っている所です。
医療生協の医療活動の報告を行っている所です。

 「私は5年前の3月1日にホーチミン市に参りました。とても暑かった事を覚えていますが、その後ハノイなどに行き、ベトナムの皆さん方に日本の医療生協運動についてお話を致しました。それから5年の月日がたちました。5年前はベトナムでバイクに乗っている方は、殆どの方はヘルメットをかぶっていませんでした。今回参りまして、運転している方がみなヘルメットをかぶっているのを見て、大変安心しました。

 この5年間の間、ハノイ市とハイフォン市で医療生協のセミナーを開催して参りました。そして、イエンバイ省で医療生協の診療所ができたと聞いております。今回のセミナーでホーチミン市の皆さん方が、私どもの医療生協運動を参考にして、健康を守る運動を大きく広げていくことを祈念しております」

 その後、医療生協の医療活動について報告を行いました。今回も、参加者の大半は医療生協のことを初めて聞くとの事でしたから、ハイフォンでのセミナーとほぼ同一の内容で行いました(飛来峰第71回・第72回参照)。

 大変長い質疑応答の後、休憩がありましたが、今度はラジオ局のホーチミン人民放送(VOH)のインタビューで、こちらは具体的な活動内容でしたが、通訳の方があらかじめ私の原稿を読んで知識を持っていたたため、こちらは比較的スムーズに済みました。翌朝、HTVのニュースは食事時間の関係で全部見られなかったので、放送されたのかどうかは不明です(笑)。

 注:今回使用する写真は、私のとったものの他、大峰順二さんの撮影によるものも含まれています。私の写っているものは、当然大峰さんの作品です。


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