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医療生協の全国連合会、日本医療福祉生協連(仮称)が設立されます
(第314回 2月26日 )

 2009年11月14日に発足した日本医療福祉生活協同組合連合会(仮)発起人会(代表発起人:高橋泰行医療生協かわち野理事長、17組合で構成)は、これまでに3回の発起人会を開催、下記の設立趣意書等を承認しました。香川医療生協も発起人会に参加しています。

日本医療福祉生活協同組合連合会

設立趣意書

 わたしたち医療福祉事業を行なう生活協同組合は、医療福祉サービスの提供と健康知識の普及や生活習慣の改善援助を通して、組合員のいのちを守り、健康づくりに貢献してきました。

 わたしたちは、社会保障の仕組みや医療保障の制度が相次いで変更され、社会的セーフティネットが十分機能しないなかで、組合員の助け合い・まちづくりの活動を通して、社会の様々な矛盾を多様な協同の力によって解決する力を育んできました。

 今、目本の社会は大きな転換期を迎えています。医師不足による地域医療の崩壊、単身・高齢者世帯の増加や地域社会の結びつきの希薄化のもとで広がる介護の困難など、医療や福祉への不安が広がっています。経済的な格差の広がりは健康の格差やいのちの格差につながり、人々のいのちとくらしに深刻な事態が広がっています。また、少子化や地球温暖化など、世代を超えて解決が求められている課題も山積しています。

 わたしたちは、こうした社会情勢のもとで、日本生協連医療部会として培った理論・政策活動と会員生協の事業・組合員活動の到達点をさらに発展させ、日本の医療福祉の向上と、会員生協の事業と運動の発展を通して組合員の願いを実現するために、日本医療福祉生活協同組合連合会を設立します。この連合会は、生協法改正によって医療事業・福祉事業が生協の事業種類に明記され、両事業の発展が大きく期待されるもとで、会員生協間の専門性をもった指導連絡調整・連帯事業の推進機能を発揮します。

 わたしたちは、「自治・参加・協同」の理念にもとづき、事業の質を高めて安全な医療福祉をすすめるとともに、全国的な連帯で医療福祉の担い手の確保と育成に努め、地域医療福祉の向上に貢献します。また、組合員が主体的に参加・協同する医療福祉を広め、くらしを向上させます。

 わたしたちは、法令を遵守し、組合員の意思に基づく運営を強化します。社会に向けて活発な情報発信を行い医療福祉生協に対する信頼と共感を高めます。そして、各地の医療福祉生協づくりを支援します。

 わたしたちは、人権の尊重と社会保障の充実をめざして行動します。いのちと健康を脅かす戦争に反対して行動します。そして健康で平和な日本社会の実現をめざします。世界の保健協同組合との連携を強め、貧困の撲滅や保健衛生の向上、地球環境の改善に貢献します。

 2010年1月8日

日本医療福祉生活協同組合連合会 設立発起人会


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