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香川医療生活協同組合

健康シリーズ「糖尿病」(その5)

(第515回 7月31日 )

 注: (その5)から始まる理由は、本文末尾を参照ください

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2012年6月号に掲載したものを編集しました。

 2012年6月号の香川県の広報誌「みんなの県政 THE かがわ」の特集は、「目指せ!『糖尿病ワースト』脱出」、です。香川県は各種の統計で糖尿病ワースト県の一つになっています。

 糖尿病受療率が1位(2008年)、糖尿病死亡率が5位(2010年)です。

 うどん消費量が日本一の影響だという意見もありますが、ラーメン店が日本一多いのは山形県、中華めん購入量は岩手県の盛岡市が1位、カップめんなら青森市だそうで、それぞれ糖尿病の受療率や死亡率が必ずしも高位ではないので、すべて「うどん」の責任とは言えないと思います。

 先日TV番組に県行政のトップの方が、うどんと野菜のてんぷらをおいしそうに食べているシーンが放映されていましたが、カロリー上問題は大きいと感じました。

 2006年から2010年の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の香川県民の野菜摂取量は男性が266gでワースト2位(全国平均301g)、女性が229gでワースト1位(同285g)です。野菜が大事だといっても、てんぷらで食べたのでは油のためカロリーが多くなり台無しです。

 香川県のうどん店のサイドメニューに並んでいるのは、おにぎり、いなり、てんぷら、おでんで、野菜サラダは見たことがありません。おにぎりやいなりは、コメですから栄養上の分類でいうと表1の炭水化物、うどん(小麦)と同じ分類になります。てんぷらには油がしみ込んでいますからカロリーは多くなります。おでんは内容によりますが、こんにゃくならさほどカロリーは気にしなくてもいいかも知れません。

 3年ほど前に「協同組合 香川合同計算センター 速報」で糖尿病に関する連載を行いました(注)が、少し違った角度で糖尿病の新しい話題について取り上げていきたいと思います。

 注:飛来峰の2009年4月10日(第234回)から、235回、240回、241回と、4回連載しました。その続編なので、タイトルは「その5」から始めます。


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