昼食(チキンカレー。おいしかったですね(笑))の後、カトマンズ・モデル病院を見学、再びフェクトの事務所で意見交換を行いました。 ネパールには国民皆保険制度がありません。フェクトに加入するとモデル病院の医療費は半額になります。医療費と言っても、公定価格はありませんから、医療費と診療科について掲示することが義務づけられています。 医療費を半額にしてもすべて未収金になる訳ではなく、ヘルス・マイクロ・インシュアランス・プログラム(HMIP、小口医療保険)を活用し、全額ではないが回収できる、とのことです。 ネパールでは、医師も看護師も英語で教育を受けます。国際的な人材養成といういい方もできますが、簡単に外国(英語圏)に行って仕事ができるということもいえます。そのため、年間1000人の医師養成を行っても6割が海外に流出します。国立大学は卒業後2年間国内で医療に従事することを義務付けていますが、守らない人もいる。また、地方に行くと治安上の問題や経済的な事情で、医師も看護師も大半が首都カトマンズで仕事に従事しているため、地方では十分な医療が提供できない、という事情もあります。 今回の医科大学建設と新病院建設は、この問題を解決することが目的でした。
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