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香川医療生活協同組合

空の安全を考える(その1)

(第552回 1月22日 )

 先週は東京出張が続きました。15日の火曜日には、日本生活協同組合連合会(日本生協連)、日本コープ共済生活協同組合連合会(コープ共済連)、日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)の、3生協連合会による賀詞交歓会が、国会議員・政党・官公庁・協同組合団体・医療福祉団体・学識経験者など約640名の出席で開催されました。医療福祉生協連からは髙橋泰行会長理事、日野秀逸副会長理事、藤谷惠三専務理事と共に私も出席し、参加者と懇談を行いました。賀詞交換会の様子は、下記HPを参照してください。

 http://www.hew.coop/2013/01/8430.html

 さて、前日の14日は大雪のため、羽田発着便が大幅に乱れました。羽田―高松間の午後の便は、ANA、JALともに運休になりました。羽田→高松の最終便は翌日の高松→羽田の始発便となりますから、通常は自動的に欠航になるのですが、午前に高松に飛んできた機体が高松空港にあったため、15日の始発便は羽田空港が雪のため2時間以上遅れて出発しました。

 私は9:30発のANAの2便(B787機)で羽田に向かう予定でしたが、まずここでトラブルが起きました。

 高松空港でのアナウンスによれば「酸素マスクが落ちてきたために出発が遅れます」ということでした。酸素マスクというのは、飛行機内の気圧が低下した時に天井から降りてくるマスクのことです。10時頃に搭乗できましたが、整備員が出たり入ったりで、いつまでたっても出発しません。途中で機内では「天井に強い衝撃があると酸素マスクが落ちてくることがあります」というアナウンスがありました。

 天井を殴ったら酸素マスクが落ちてくる、という意味なら、なんと軟な飛行機か、ということになります。結局11時前に高松を出発、予定より1時間以上遅れて羽田に着陸しました。

 16日の帰りの便はB767機でしたが、私は羽田空港に9時前に到着しました。ちょうど私がついた頃に、山口宇部空港発のANA692便が高松空港に緊急着陸したことになります。

 羽田空港の当初のアナウンスは「高松空港の滑走路の点検のため、高松空港が閉鎖されている」ので出発が遅れるというものでした。しかし、滑走路の点検をしているから「空港閉鎖」している、というのはどう考えても変な話なので、自宅にメールを送ったところ、ANA便の緊急着陸という重大事故であることがわかりました。

 そのあとも、空港のアナウンスは「滑走路の点検」を繰り返していました。「隠ぺい体質」とはいいませんが、携帯電話やスマートフォンでリアルタイムに情報が取得できるのですから、最初から事実を乗客に伝えるべきだったと思います。

 16日の夜、全日空社長が国交省に陳謝に行きましたが、会談後の記者会見で「新型の航空機を導入した時のトラブルの件数としては、従来と変わらない」と言い放ちましたが、空の安全をどう考えているのか疑問に思う発言でした。

 (この項、続く)


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