(第635回 3月11日 )
3月8日(土)に、丸亀市内で丸亀革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす丸亀の会)主催の「地域医療を考えるつどい」が開催され20人余りが参加、私は冒頭の講演を行いました。
丸亀 市民会館の和室で開催されました
今回の企画は、昨年12月に明らかになった、社会医療法人財団エム・アイ・ユー 麻田総合病院の保険医療機関指定取消処分に端を発するもので、丸亀市を中心とする中讃地域の地域医療が今後どうなっていくのか、みんなで考えようというものです。
私は、全国の「病院の保険医療機関取消し」の実態を報告した後、「不正」の中身について詳しく解説しました。一般的に「不正」と聞くと、医療行為すべてが「不正」ととらえがちですが、病院の様々な「基準」に該当しないために、「余分に」請求したことが不正の内容であることを指摘しました。
日本の医療の特徴として、
- 国民皆保険制度
- 医療機関を自由に選べる(フリーアクセス)
- 保険診療が基本(混合診療の禁止)
- 医療費の決め方に多様な意見が反映する仕組みを持っている
と指摘しました。
20人近い 参加者で、討議は盛り上がりました
最後に、現在国会に提出されている「医療・介護総合法案」の内容を解説しながら、今回の問題は、一つの医療機関がどうなるかだけではなく、医療そのものがどうなっているかを考えることが重要であると指摘しました。
その後、様々な意見交換が行われました。
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