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香川医療生活協同組合

医療福祉生協連第4回総会が開催され、開会あいさつを行いました

(第653回 6月10日 )

 6月6日(金)に東京都江東区のホテルで、日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)の第4回通常総会が開催されました。

 私は会長理事として、開会あいさつを行いました(以下、大要)。

 昨年の第3回総会で、「医療福祉生協の理念」と「医療福祉生協のいのちの章典」を決定しました。本総会では「医療福祉生協の2020年ビジョン」を提案しています。

 創立以来4年をかけて「医療福祉生協とは何者であるのか」、「医療福祉生協は何を目指すのか」という問いかけに答える中心軸を持つことができた、そのことを確認したいと思います。

 日本の医療・介護は2025年に向けて大きく動き出しました。地域包括ケアのもとで医療・介護を一体的に提供する仕組みづくりが進もうとしています。

 低介護度者に対する一部サービスを介護保険から外してしまうことや、医療・介護の自己負担が増加することなどの影響が懸念されますが、いつまでもくらし続けることができるまちをつくるために、医療福祉生協にできること、やらなくてはならないことが沢山あると感じています。

 購買生協と協力して行う「介護保険制度改定に向けた市町村訪問活動」を成功させること、また開業医の先生方を始めとする地域の医療機関や、介護事業者の皆さんと連携して取り組むことが重要です。そして、何より地域の組合員による助け合いのネットワークを、強く大きく広げることが求められています。

 助け合いのネットワークを強化する意味からも、300万人組合員達成は重要な課題です。残された数はかなり大きく、その達成を危ぶむ声もありますが、「300万人組合員を先延ばしして、医療福祉生協は社会的役割を発揮することができるのか」ということです。

 300万人組合員達成で試されているのは、私たちの本気度、地域社会での知名度を高め、大きな役割を発揮しようとする気持ちがあるのか、ということではないでしょうか。

 日本国憲法、とりわけ、9条をめぐる情勢も重大さを増しています。日本国憲法の精神に立脚する「医療福祉生協の理念」と「医療福祉生協のいのちの章典」を持つ医療福祉生協は、理事会アピールを発して、集団的自衛権行使容認に反対する態度を表明していますが、引き続き情勢を注視し学習と行動に全力を挙げたいと考えます。

 「医療福祉生協の2020年ビジョン」は、「高齢者の比率が高くなる時代を、社会の発展の足かせととらえるのではなく、豊かで成熟した社会とする視点」でとらえることを提起し、「すべての世代の"誰もがいきいき""笑顔で長寿"のまちづくり」を掲げています。

 全国で繰り広げられている"誰もがいきいき""笑顔で長寿"のまちづくりの実践が豊かに語られ、総会議案に肉付けしていただくことをお願いし、開会のあいさつとします。


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