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香川医療生活協同組合

医療・介護総合法案について

(第660回 7月8日 )

 飛来峰第646回(5月13日)の続きになります。
 まず、共同通信の配信記事を紹介します(2014/07/07 21:28)。

 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の医療保険部会は7日、大病院を紹介状なしで受診する外来患者の初診時の自己負担額を引き上げることで、大筋で一致した。

 2回目以降の受診時の自己負担も引き上げを容認する意見がある。厚労省は今後、具体的な負担額を詰めて部会に提示し、来年の通常国会への関連法案提出を目指す。

 現在は、初診料2820円と再診料720円に公的医療保険が適用され、患者の窓口負担は原則1~3割。初診料や再診料を全額自費とする案や、現在の窓口負担額に加えて1万円を求める案が浮上している。

 地域の身近にある診療所をかかりつけ医として、何でも相談して必要に応じて「大病院」に紹介状をもって受診するというのが、ある意味では理想的だと感じます。

 しかし、「大病院」の側がそういった仕組み対応しているかどうかは、大いに疑問です。「救急」ではないが、速やかに診てほしいという要求に応えられるのでしょうか(予約を取ると随分先になることもあります)。専門家に紹介したいが、その分野の専門家がいないということもあります。

 自己負担の仕組みだけ先に作ってよいのか、というのが率直な印象です。


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