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健康シリーズ「動脈硬化(その3)」
(第294回 12月11日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2009年12月号に掲載したものを編集しました。

 今回は動脈硬化を予防するライフスタイルの話です。

 まず運動です。重いものを持ち上げる時には息を止めますが、息を止めて酸素を使わずに行う運動の他に、ジョギングやエアロビクスのように息をしながら行う、酸素を使う「有酸素運動」があります。動脈硬化の予防やダイエットには、有酸素運動が有効です。

 運動の中でも下半身を使った運動は血液の流れを改善します。最も簡単な方法は、散歩(ウォーキング)です。ブラブラ歩きよりは、少し汗ばむ程度の速さで、1日に20分以上の散歩がお勧めです。

 といっても、息苦しさや動悸(ドキドキ)を感じたら要注意です。心臓や呼吸器の病気をお持ちの方は主治医と相談してから行ってください。

 40℃前後の温度で入浴するのも、血管が拡張して血液の流れが改善するため有効です。42℃を超える熱いお湯や、疲れを感じるほどの長い時間の入浴は逆効果です。

 適度な睡眠は、心臓を休ませる効果があります。

 禁煙も重要です。喫煙は血管の内側の壁を傷つけ動脈硬化を進めます。

 先日、「血管年齢が80才と言われショックをうけた。主治医に相談したらまず禁煙が大事だといわれた」と禁煙外来受診の相談がありました。

 禁煙してすぐ効果がでるわけではありませんが、禁煙に成功したら数値がどう変わるか、とても楽しみです。


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