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健康シリーズ「糖尿病」(その5)
(第308回 2月5日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2010年1月号に掲載したものを編集しました。

 香川県健康福祉総務課が「平成20年 糖尿病実態調査の概要」を公表しました。

 香川県の糖尿病による死亡率は、2004年度で人口10万人あたり13.1人と全国5位です。糖尿病対策を推進し、国民の健康増進と福祉向上を図ることを目的として、2005年に、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会の三者で「糖尿病対策推進会議」が設置され、香川県では、県医師会、日本糖尿病学会中国四国支部、日本糖尿病協会県支部などが香川県糖尿病対策推進会議を設立し、糖尿病対策を推進して来ました。

 今回の発表は、2008年10・11月に、県内の糖尿病専門医などにアンケート調査を行い、その結果をまとめたものです。

  • 糖尿病で治療中の人の43.2%は健診でみつかっている。
  • 健診で見つかった人は、合併症が少ない
  • 健診後に生活習慣改善の指導を受けた人やすぐ受診した人は合併症が少ない
  •   というもので、健診で糖尿病の可能性を指摘された場合は速やかに医療機関を受診し、精密検査を受ける必要があり、そうしないと病気が知らず知らずのうちに進行するというものです。そして、

  • 健診で見つかっても、3割の人はすぐには受診していない
  • 現在治療中の人の17.2%が治療の中断をした事がある
  • 治療を中断したことのある人は合併症が多い
  •  いったん、診断を受けたら中断することなく受診することの重要性を表しています。健診で異常を指摘された方は、速やかに受診することをお勧めします。


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