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香川医療生活協同組合

健康シリーズ「脳卒中」(その1)

(第368回 9月28日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2010年6月号に掲載したものを編集しました。

 脳の血管が破れたり、詰まって起きる病気が脳卒中です。

 「卒」は「にわかに」、「中」は「あたる」という意味で、突然意識がなくなったり、急に足や手が動かなくなったりするのが特徴です。

 脳卒中には大きく分けて、「くも膜下出血」「脳出血」「脳梗塞」があります。

 また、「脳梗塞」は「ラクナ梗塞」「アテローム血栓性脳梗塞」「心原性脳塞栓」の3つに分かれます。

 脳卒中に特徴的な症状は、

 (1)激しい頭痛で、はっきりとした原因のないもの

 (2)顔や腕、脚など、体の片側に麻痺やしびれが出現する

 (3)うまく話せない、呂律がまわらない

 (4)体のバランスをうまくて取れない、歩くのが難しくなる

 などです。

 これらのすべてが同時におきる訳ではありません。また、これらの症状が別の病気でおきることもあります。

 「激しい頭痛で、はっきりとした原因のないもの」というのは、自分で感じる症状ですが、それ以外は分かりにくいこともあります。麻痺やうまく話せないというのを簡単にテストする方法もあります。

 例えば、口の回りの筋肉がうまく動くかどうかを確認するためには、「いー」といって、唇を左右に広げて、片一方の唇がうまく動かない。

 両手をまっすぐに前に出してもらい(前へならえ、の要領)、片一方の腕がうまくあがらない。などがあれば、麻痺の可能性があります。

 うまく話せない、喋りづらい事のテストには、「かきくけこ」「なにぬねの」など「カ行」や「ナ行」が喋れれば、舌がうまく動いている証拠になります。「まみむめも」「ぱぴぷぺぽ」など、「マ行」や「パ行」がうまく喋れたら唇が巧く動いていることになります。もちろん、実際には舌も唇も両方の障がいがおきてくるのですが。

 次回から、それぞれの病気について詳しく述べていきます。


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