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香川医療生活協同組合

健康シリーズ「認知症」(その7)

(第442回 8月2日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2011年6月号に掲載したものを編集しました。7月1日付(第434回)の続きです。

 認知症の予防について、前回の続きです。

 5つめは生活習慣病です。高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの疾病は、認知症の発症や進展に関係すると考えられています。高血圧治療で血圧を下げたほうが認知症になりにくいといわれています。コレステロールが高いと動脈硬化が進みやすいことはよく知られており、薬物治療を行っているほうが認知症になりにくいといわれています。糖尿病については、糖尿病そのものが認知症に関連するとも言われています。

 6つめはストレスです。ストレスが続くと、血圧は上昇し動脈硬化の原因になります。ストレス解消には、軽い運動とストレッチが有効です。ゆっくり行うウォーキングや水泳などがお勧めで、全身の筋肉を動かすと血液の循環がよくなります。

 7つ目は嗜好品です。タバコは肺がんなどの悪性疾患だけでなく、動脈硬化の原因になります。アルコール依存症の患者は認知症になりやすいといわれます。節度ある飲酒量は、ビールなら中ビン(500ml)、日本酒なら1合です(どちらか一方です)。緑茶やコーヒーについては定説はないようです。たしなむ程度がよいのではないでしょうか。

 8つ目は人との交流です。認知症のかたがデイケアやデイサービスを利用して、多くの人と触れ合うことで、病状が落ち着くことはよくあります。

 新聞や雑誌の音読、暗算、散歩、人と話をする、囲碁や将棋、クロスワードパズルを楽しむ、園芸や書道など手を使う趣味なども効果的と言われています。

 前回紹介した、「認知症 予防への扉」を参考にしました。


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