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香川医療生活協同組合

医療福祉生協連の中四ブロック方針討論集会が開催されました

(第483回 2月14日 )

 2月10日に岡山市内で、日本医療福祉生協連・中四国ブロックの方針討論集会が80数名の参加で開催されました。私は開会あいさつをおこないました。以下、大要を紹介します。

 医療部会時代の下期単協代表者会議から、昨年からブロック別の会合に変わりました。昨年は政策討論集会として開催しましたが、討論するのは政策ではなく方針だということで今年から名前を変更しました。

 時間が短い、学習の機会がない、交流がないという意見もありますが、以前は200人を少し超える程度の参加だったのが、昨年は従来の3倍から4倍の参加で、全国からの意見を反映させるという点ではよかったのではないかと思います。

 重点課題である医師・看護師確保の仕組みをどう作るのかという点で、ブロックを強化し、人材確保を行う仕組みをつくる必要があります。

 昨年は方針を作っていく最中に東日本大震災が起き、色々な意味で方針転換をせざるを得ませんでした。東日本大震災に対する支援はまだまだ重要な課題で、近畿ブロックを中心に支援を続けていますが、全国的な仕組みをどう作るのかも考えていく必要があります。

 東京電力福島第1原発の事故に関連する取り組みも重要です。4月下旬には日本のすべての原発が止まる予定です。エネルギー政策のあり方や、私たちの生活のあり方も考えていく必要があります。

 もう一つの重点は、医療生協の患者の権利章典を発展させる文書の作成です。リーフレットにあるように、前文を公表し、主文の論点を明示するという形で進めています。

 タイトルに「権利」という言葉を外していることについて、介護の現場ではまだまだ利用者の権利が守られていないので是非入れてほしい、医療の現場でもまだまだ権利が守られていないのが現実で、是非入れてほしいという声が寄せられています。

 主文の項目については、自己決定権を中心におくことを考えています。知る権利や学習権を背景にして、自己決定を実現する。「自己決定」は、憲法上最も大切な「主権在民」を、医療・介護・健康の分野で表す言葉として重視していくことが大事だと思います。

 医療福祉生協の特徴を示す言葉として、「受療権」や「参加と協同」があり、これをどう表現していくのか。また自己情報コントロール権や、健康に関する権利、安全な医療を受ける権利など、これから深めていきたいと思います。

 最後に、第26回日本高齢者大会が香川県で開催されることを紹介し、挨拶としました。

 

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