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香川医療生活協同組合

健康シリーズ「健康食品を考える(3) サプリメント」

(第497回 4月27日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2012年4月号に掲載したものを編集しました。

 2000年3月に、「いわゆる栄養補助食品の取扱いに関する検討会」の報告書が出されました。その中で、いわゆる「健康食品」を分類し、「血圧が高めの方に適する」など用途を明示したものを特定保健用食品、「マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素」など栄養素の機能を表したものを栄養機能食品としました。

 それ以外の健康食品は、栄養素含有表示のみとするとされました。

 そのため、「栄養補助食品」「サプリメント」など、さまざまな呼び名があり、規制もありません。

 例えば、「***は、パソコン・読書時などの眼精疲労に効果があると言われるアントシアニンを豊富に含む」「***は、ほうれん草の約12倍の鉄分、ブロッコリーの約25倍のビタミンK、ゴーヤの約6倍のカリウムを含む」などと表現をしますが、何に効果があるのか、どんな時に必要なのか、摂りすぎたときにどうなるのか、などはあくまで自分で考えて摂取する必要があります。

 「時間もお金もかけずに疲れを取る方法として、サプリメントの人気が高まっています」などという広告もあります。冷静に考えれば、時間もお金もかけずに疲れが取れる方法が本当にあれば、それは商品にはなりません。

 「野菜不足、栄養不足がご心配な方」には、野菜や栄養を十分取ることが大事なのです。

 食欲が減退した高齢者や、呑み込みが悪く通常の食事がとれない方に、より効果的に栄養やビタミンを補給するための食品等を利用することはあります。目的と手段をよく考えて利用することが大事だと思います。


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