「希望にそった支援の重要性」 訪問看護ステーションみき

おひとり暮らしで治療困難な病状でしたが、ご本人の強い希望で退院されたA様。

訪問看護が開始されましたが、家に入ることに同意していただけず、外でバイタル測定を実施しました。
電気が止まっている状態をどうにかしてほしいというご希望で、関係者に連絡して無事電気の使用ができるようになりました。

以降「みんなが入れるように掃除します」とA様の努力で家の中が片づけられましたが、希望された点滴も家ですることには同意されず、訪問看護師の車の中で点滴をしたこともありました。

ご自宅は草木で覆われて家が見えない状況でしたが、A様の同意を得て職員とその家族で草刈り機で木や草を刈り、玄関が開くようになりました。

この後家に入ることを同意され、ご自宅で点滴を毎日行うことができるようになりました。
しかし病状は進行して動けない状態となり、訪問診療で医師と話し合い入院することになりました。

入院後も訪問看護師に電話がかかってくる等、短期間で心を開き、信頼を寄せてくれるまでになりました。

本人の意思をその都度確認し、希望にそった支援を行うことの重要性を再確認した事例でした。