「多職種での病状説明」 高松協同病院

病状説明は医師だけが患者・家族に実施するものと思いがちですが、高松協同病院は 他職種で病状説明をしています

まず医師より病状やFIM(日常生活動作指標)の改善数値、HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)の値等を説明後、セラピストからリハビリの状態を伝えられ、実際の動き方(歩行状態等)を目の前でご家族に見ていただき問題等の説明があります。

看護師からは24時間の生活の中での問題点の説明が行われます。

相談員(MSW)からは、退院先についての相談に乗り、サービスや手続き等を親身になってわかりやすく説明しています。

ご家族も医師だけだと遠慮しがちな様々な悩みや不安も表出しやすく、総合的に検討ができる環境が提供されます。

回復期リハビリ病棟ならではの病状説明です。

さらに「病状説明後アンケート用紙」が配布され、わかりにくかったことや聞き忘れたことなどを後日お伝えする努力がされています。

先日医療従事者であるご家族に、「病状説明を多職種で行っていただくことを初めて体験し、回リハ病棟のすばらしさを改めて実感しました」とアンケートに書いていただきました。

これからもチーム医療を大切にして、患者様にとって何が最善かを多職種で考えていきたいと思います