目標は「歩いて桜を見に行くこと」 訪問看護ステーションひまわり

15年前、脳幹出血で一時は寝たきり寸前まで身体機能が落ちてしまったAさん。
しかし、入院中も在宅に戻ってからも毎日大変なリハビリを頑張り、歩行補助具を使用し歩行ができるまで回復しました。

昨年は、短い距離の歩行での散歩までだった、そんなAさんの今年の目標は『歩いて桜を見にいくこと』。
その目標に向かって、日々筋力強化、バランス訓練、歩行訓練を頑張りました。
時には、弱音を吐くこともありましたが、頑張り屋さんのAさんは最後まで一生懸命やり遂げました。

お花見当日は晴天に恵まれ、絶好のお花見日和でした。
20~25分弱歩いた先には満開の桜。
今までで最も長い距離を連続して歩くことができ、桜の下で写真を撮ることもできました。
満開の桜に負けないくらいのとてもいい笑顔に、同行した職員も思わず笑みがこぼれました。

Aさんも目標を達成することができ自信にも繋がったと思います。
職員も新型コロナウイルス感染症に悩まされる毎日ですが…ほっと心温まる時間でした。

これからも利用者さん、ご家族様の目標を大切にしていきます。

(写真の掲載は患者様、ご家族様のご了承を得ています)