「緩和ケア相談外来でよく伺うご質問」 高松平和病院

当院では、緩和ケア病棟に入院していただくために、週3回緩和ケア相談外来を行っています。
相談外来では、ご本人やご家族の療養に関する希望や方針を確認したり、困っていることなどをお聞きしています。

最近、よく伺うご質問を紹介します。

一番よく聞くのは「入院すると面会はできるのか?」と言った面会に関する質問です。
コロナ禍で面会できない病院が多い中、当院の緩和ケア病棟では入院時に申請登録いただいた3名の方に限り、一日15分間の面会が許可されています。

次によく聞くのが「食欲がないけど何か食べてほしい。食べやすい物や好んでいる物を食べさせてもいいですか?」という食べ物に関する質問です。
患者様の好きな物、食べやすい物を持ってきていただき、ファミリーキッチンの冷蔵庫で、冷凍物、冷蔵物を保管しておくことができます。

面会時間は15分と短いですが、好物を食べながら楽しい家族の時間をお過ごしいただいています。
食欲がなくても果物やシャーベットなら食べられるという患者様もいらっしゃいます。
患者様が食べたい時にスタッフがお部屋にお持ちしたり、ラウンジで食べていただく事もできます。

ご家族が持ってきてくれた食べ物を食べながら満面の笑みで「美味しい」と言ってくださると、私たちスタッフも笑顔になれます。

緩和ケア病棟は全室個室(差額ベッド代はいただいていません)で、しかもコロナ禍なので患者様同士ではゆっくりお話したりできませんが、患者様もご家族様も少しでも笑顔が増えてほしいとスタッフ一同願っています。