新入職員後期研修で、SDH(健康の社会的決定要因)を勉強した後、グループで分かれて高松平和病院周辺の地域をまち歩きしてきました。
「高齢者が一人暮らしをしていたら」という視点で地域に出かけ、地図を片手に写真を撮ったり、メモしながら1時間弱の間にたくさんの情報を得てきました。
帰ってきてから、大きな地図に写真を貼りながら
「道路がガタガタしていて、歩道のない道路も多く高齢者が転倒しやすい」
「お店が少なく買い物が大変」
「バス停がなくて、お出かけは一人ではできない」
「大きな地震がきたら家屋が倒壊するかも」
「空き家が多い」などを発表しあいました。
研修者からは
「普段歩くぶんには、困らない・気にならないことだったが、『高齢者』とゆうことに視点を変えれば歩きにくい住みにくい街が意外にも多かった」
「街中なので勝手な想像で不便さは無いのかなと思い込んでいましたが、高齢者が一人暮らしだと相当不便なのでは、と思いました。街灯も少ないように感じ、辺りが暗くなると道路も見えにくいと思いました。高齢者の視点に立って色々考えながらまち歩きは今まで気付かなかったことに気づける新しい機会だったと思います」
等の声が聴けました。
今後も患者様の背景にはどんな要因があるかを、みんなで考えていく機会を持ちたいと思います。