先日、緩和ケア病棟から退院された患者様よりいただいた手作りのメッセージカードは、このお言葉から始まっていました。
<親切で思いやりのある言葉をかけてもらうと元気が出ます。悩みや心配事のせいで、心が暗く沈むこともありますが、気持ちを分かってくれる人からの励ましのことば(よい言葉)は、心を軽くして喜びを取り戻すのに役立ちます>と書かれていました。
さらに、メッセージカードの裏には<看護計画書に、患者様の望む目標とありました。患者様の望む目標に焦点を合わせ、全てのスタッフの皆さんがただ仕事だからというだけでなく、心からそうして差し上げたいという気持ちで働いており、思いやりある気遣いによって気持ちをポジティブに切り替え、1日1日を感謝の気持ちで過ごせました。皆さんの優しい思いやりのある接し方に心から感謝しています>という温かいお言葉も書かれていました。
緩和ケア病棟では、患者様やご家族様の思いやご希望により添い、1人1人に合わせた「看護計画」を考え立案し、日々の看護やケアに活かしています。
スタッフが立案した看護計画は、患者様とご家族様にも提示し、共有しています。
その看護計画には「患者様の望む目標」という欄があり、緩和ケア病棟で過ごす療養生活の日々をどのように過ごしたいと考えているか患者様とご家族様に伺い、患者様とご家族様が望んでいる療養生活を送れるようサポートしています。
そのような私たちの取り組みが、患者様とご家族様の療養生活の支えになっていることを実感し、とても心が温かくなりました。
患者様やご家族様の笑顔やお言葉が、いつも私たちスタッフの励みになっています。
患者様、ご家族様が緩和ケア病棟で少しでも笑顔で過ごせ、穏やかに患者様らしく過ごせるように、病棟スタッフ全員で患者様とご家族様の立場に寄り添った看護を心掛け、ケアを提供させて頂きます。