「『患者搬送訓練』と『大規模災害訓練』を行いました」 高松平和病院

高松平和病院では、今年度「患者搬送訓練」と「大規模災害訓練」を行いました。

患者搬送訓練は、避難する際にシーツや職員複数で患者さんを搬送するデモンストレーションです。

参加者からは見るだけでなく体験したことで難しさなどよく分かりました。
患者役の職員からは搬送される際にシーツなどで持ち上げられる時に恐怖心があったので安心できる声掛けが必要だと思ったなどの感想が寄せられました。

大規模災害訓練では、職員55名が対策本部メンバー役、患者役、職員役となり「平日14時に震度5強の地震発生した」という設定で医事課・外来部門での災害対応を行いました。

揺れが始まったら、「姿勢を低く・頭を守って・動かない」を大声で指示し自分と患者様の身を守りました。

外来では足を怪我して職員の肩を借りて避難する人や転倒する人、パニックになり、早く家に帰りたいと訴える人など様々な設定の患者さんがいました。

各職員はトランシーバーで本部に報告、指示を受けながら、時には戸惑いながらも真剣に対応していました。

参加者からは「複数の患者さんがおられる場合に同じフロアーの部署の職員同士で協力しあう必要性を感じた」や「次回はトリアージ訓練をやってみたい」などの意見が出されました。

30年以内に80%の確立で起こると言われている南海トラフ巨大地震。
患者様、職員のいのちを守れるように、いざという時にすばやく動けるように日頃からの備えをしっかりしておこうと実感できた訓練でした。