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「ピアサポートで笑顔に」 高松平和病院 高松協同病院

今年度から新卒看護師研修プログラムにピアサポートを開始しています

ピア「peer」とは「仲間」や「対等な立場の人」という意味で、ピアサポートは同じような立場や悩みを抱えた人たちが集まって相談し合い、仲間同士で支え合うことを目的としたものです。

新卒看護師さん同士で悩みを打ち明けあい、お互いを尊重し、互いの力を信じ、気遣いあうことで困難を乗り越えていくことでリアリティショック対策としてプログラムに組み込みました。

最初にこれまでの振り返りとして、びっくりしたこと、困惑したこと、できたこと、できなかったことをシートに記入してもらい、発表してもらいます。
他の人の発表を聞く中で印象に残ったことをメモしてもらいながら聞き、話し合いをしてもらうことで自分の気づきをまたメモしてもらいます。
そうする中で互いに成長を認め合い、不安なことについて助言しあえたり、各人が工夫していることを交流できています。
最初は暗い表情の研修者がいても、話し合いの中の気づきでは前向きな意見が出され、笑顔で終了できています。

研修に立ち会っている教育担当師長は、最後まで口出しせずに見守ります
研修者同士で会話を広げ、互いにサポートしあっている姿に感動したり、患者様の気持ちや日々のかかわりを大切にする発言を聞いて、新卒さんに倫理観や人権を大切にする視点が培われていると感じて嬉しかったと感想を述べていました。

毎月1回ですが、研修者会議の他に時間をとってピアサポ―トを行うことは今後も続けていこうと思います。