高松平和病院
総婦長 藤井 幸代
 
 安全で安心の医療はみんなの願いです。
 高松平和病院では、セーフティマネジメント委員会を設置して、事故防止運動に取り組んでいます。
 内科外来処置室で、「患者様を間違えて注射した」という事故が発生しました。お呼びした名前とは違う方が処置室に入ってこられ、「△山○子さまですね」とお名前を確認しましたところ「はい」と答えられましたので注射をしましたが、後からご本人が入ってこられて間違いが判明したという事故でした。思い込みから始まる事故は多く、確認がとても重要になります。
 そこで、内科外来では「患者様からお名前を教えていただく」方法で確認をすることにしました。毎日来られている患者様でも、注射や採血の前に「確認のためにお名前を教えていただけますか」とお尋ねし、次に「今日はめまいの注射2本と採血ですね」などと確認をしています。患者様自身にお名前を教えていただくことで間違いがなくなりました。患者様の中には「毎日来とるわしの名前も知らんのか!」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、事故防止のために、ご面倒でもお名前を教えてください。検査やレントゲンでもこの方法で「患者様を間違える事故」を減らせます。
 ご一緒に、安全で安心の医療をすすめていきましょう。

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