高齢夫婦二人暮らしで、ふたりとも訪問診療や通所リハ、通所介護を利用されている患者様。
本人は認知症で、ご主人は車いすで生活されています
夫婦ともにも移動・移乗が不安定で、よく自宅で転倒されていました。
先日も自宅で転倒され、その日は夫婦ともに診療所で検査の予定だったのですがご主人と長女様で来院。
長女様より「母は昨夕より転倒して動けない様子で自分ひとりでは動かせなかった」とのことで、状態を見に外来看護師2名にて訪問しました。
念のため全介助で車いすに移乗し診療所を受診。レントゲン施行し異常はなかったので予定通り検査も無事に行えました。
2日後に再度自宅で転倒し、ご主人より朝8時に診療所ケアマネジャーに電話ありました。
様子を見にケアマネジャーと事務長で訪問し、車いすに全介助にて移乗して診療所に連れてきました
看護師が見ると大腿骨の痛みと腫れがあることが分かり、医師に報告しすぐに診察して骨折疑いにて近医に救急搬送して、左大腿骨頸部骨折にて緊急手術となりました。
高齢夫婦二人での生活は不安定で在宅での生活はきびしいとも感じますが、住み慣れた家で過ごしたいという思いに寄り添いチームで援助しています。
後日ご家族様からも「診療所さんが頼りです、ありがとうございます」と感謝のことばと感謝状を頂きました。
それを伝えると診療所スタッフからは「当たり前のことをおこなっただけ」との返事でした。
診療所スタッフのすばらしさとチーム力を感じた事例でした