交通事故の後遺症により重度の障害を負った利用者様。
事故の前は会社に勤務し釣り等の趣味を楽しんでいましたが、事故により今まで普通に出来ていた事が出来なくなり生活が一変しました。
術後リハビリ目的にて、数ヵ所の病院に入院中、住宅改修・増築をして生活環境を整え自宅に退院しましたが、コロナ禍で十分な退院指導ができておらず、介護・看護介入が不可欠な状態でした。
訪問看護を行う中で、利用者様に対し趣味や今後してみたい事等をきいた時に、「釣りに行きたい」という言葉が聞かれました。
そこでまず、お墓参りにでかけることを短期目標にあげ、車いす移乗の練習と散歩を提案し、外出支援につながりました。
当日一緒にお墓参りをした時、知り合いの方に声をかけられたり、その後も久しぶりに娘さんとの外出を楽しんでいたりと喜んでおられました。
事故により一時は絶望していた利用者様でしたが、様々なサービスが入り、多職種のスタッフが関わる事で、少しずつ希望が見いだせるようになってきています。
これからも患者様の目標に寄り添い、実現のための支援ができる訪問看護を目指していきます
(写真は、訪看ほがらかのメンバーと利用者様のために一緒に頑張ってくれたセラピスト、ヘルパー、ケアマネさんです)