初々しくも緊張した面持ちの2021年度の新入職員の方たちを前に、組合員活動を知ってもらうため、入職後のオリエンテーションに講師として参加しました。
まず私が、東讃ブロック健康づくり委員会のフレイル予防活動を報告しました。「みんなの健康3月号」を使って、これまでの街かど健康チェックや組合員のフレイル予防活動などを行ってきたことや、20年度はフレイル予防ハンドブックを学習し実技・測定会を行い好評だったことを話しました。そして、新型コロナの影響で自粛を余儀なくされるなか、自分達の健康を守ろうとしている背景に、安心して病気や要介護になれない社会があることを話しました。
続いて井川理事より、「平和社保委員会」の報告がありました。主に平和活動の取り組みについてスライドを活用して、平和行進・原水爆禁止世界大会やスタンデイング行動、自治体キャラバンなどを、わかりやすく具体的に説明されました。この種の活動を初めて見聞きする人にも、理解しやすかったのではないかと思います。
最後に中央ブロックの堀内理事より、「居場所づくり・どんぐりころころ」の報告がありました。事業所のない地域で、苦労と工夫を重ねながら人とのつながりを生かして開所に至ったことが話されました。県内はもちろん県外からも見学者が訪れ、全国的にも注目されていることなどが報告されました。
その後、小グループに分かれての交流会があり、私が入った班は、先ほど話された堀内理事がおられたので、小豆島の居場所の話題に質問が相次ぎました。「本当にすごい。どうやって立ち上げたんですか?」などの問いに、丁寧に淡々と答えていました。人と人のつながりが地域を超え、行政にも認められ本当に素晴らしいことだと思いました。島に誇りを持って語られる言葉に、みんな感心しているようでした。
地域と結びついた医療生協の活動の魅力が伝わればいいなと思いました。
東讃ブロック理事 石田洋司