原水爆禁止世界大会に参加して

8月4~6日の3日間、広島での原水禁世界大会に参加しました。岩田常務理事に行かないかと声をかけられ、個人的には、広島、長崎、沖縄の各種式典には何度も行きましたが、会議形式の参加は無かったので、喜んで応じました。

香川代表団の結団式を行い、最年長ということもあって、団長を仰せつかりました。大会は、開会総会、国際会議、広島デー集会という構成で、3日間のハードスケジュールでした。

国際会議は12か国から18名の参加があり、通訳を通じての理解ですから分らないことも多く、さすがに国際会議だなと感じました。2日目の午後には11の分科会が行われ、各自興味のあるテーマを選び、私は、法学部で学んだ経験から、テーマ別集会Ⅰの「米国の原爆投下をどう裁くか」に参加しました。最初は、日本がどう裁くかという超大テーマと思い、質問事項も用意して行きましたが、実は、裁く主体は「韓国の被爆者」でした。被爆一世、二世が後遺症に苦しんでいますが、支援・関心は皆無だそうです。そこで、韓国の被爆者は米国に責任の認定と謝罪・賠償を求める民間法廷を開催しようと計画しており、韓国語と日本語の通訳で話されましたが、無知な私はなかなか議題に入り込めませんでした。

最終日の広島デー集会は、国連、政府代表、広島市長の挨拶等がありましたが、ややお祭り気分で、各都県代表団のパフォーマンスや訴えがあり、楽しい時間でした。最後に、「広島宣言」を採択しましたが、その写真風景が赤旗紙の一面に載り、香川代表団が中央に出ており、一同感激しました。

みなと支部 森永健二

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